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ナイジュリアで摘発された「赤ちゃん売買」

2011.06.28


ナイジェリア南東部アビア州で、新生児を人身売買する目的で、15歳~17歳の少女らが子どもを妊娠・出産させられていました。アバにある「クロス・ファウンデーション(Cross Foundation)」の施設を捜索し、妊娠した少女32人を保護、施設長を逮捕しました。

少女の何人かは、警察に対し、産んだ赤ちゃんを性別に応じて1人あたり2万5000ナイラ~3万ナイラ(約1万5500円)で売りさばく話を持ちかけられたと話していて、人身売買を監視する国家機関「NAPTIP」によると、赤ちゃんはバイヤーに1人あたり30万ナイラ~100万ナイラ(約15万5000円~52万円)で売られていたという事です。

施設長は児童虐待と人身売買の罪で起訴される見込み。赤ちゃんの売買は違法行為であり、有罪になれば禁固14年の刑が科される可能性があります。

犠牲者の1人となったある18歳の少女が、恐怖の1週間の体験を語りました。妊娠5か月のときにクリニックに誘い込まれた少女は、中に一歩足を踏み入れたとたんに注射を打たれ意識を失う。起きたとき自分がレイプされたことに気づき、医師に「自分の居場所を知らせるために家族に電話をしたい」と申し出るも、顔を殴られ、19人の少女が閉じ込められている部屋に押し込まれました。その時 みんな自分と同じ経験をしていたことを知りました。少女は翌日も医師にレイプされたという。1週間後、警察の摘発により少女たちは救出されました。 

人身売買に泣く少女

貧困にあえぐ女性たちが、現金欲しさに自ら妊娠・出産を望むケースもあります。ナイジェリア警備・民間防衛隊によれば、エヌグの医院を摘発した際、赤ちゃんを産むために最長で3年間医院にとどまっている4人の少女が発見されたとの事。医師が少年たちを誘い込み、少女たちを妊娠させていたというのです。

ここ数か月で、こうした施設が10数箇所摘発され、それぞれ、産科医院、児童養護施設、孤児院、ホームレスの妊娠少女のためのシェルターといった体裁をとっていました。

2005年、新生児売買への関与が取りざたされていたラゴスの孤児院が閉鎖されました。ごみ捨て場から炭化した新生児の骨が発見されたことから、この孤児院が呪術用、または臓器移植用に体の一部を売っていた疑いが持たれています。 新生児が将来的に児童就労や性的虐待、児童買春といった目的で買われているという証言もあります。

繋がれた少年


西アフリカでは、児童の人身売買が横行しています。多くは農園や鉱山、工場の働き手として、家政婦として、あるいは売春婦として売られますが、黒魔術の儀式用に殺害または拷問を受けるケースもあります。NAPTIPによると、ここ最近は違法な養子縁組が結ばれる傾向が見られるとの事。

 

 

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